RFIDとトラッキング

例:
小泉首相の持ち物にRFIDをつける。(財布でもスーツでも紙幣でもOK)
読み取り装置で読み取る。暗号化されているから、RFID読取データはこんな感じだ。
{jakgepwituqndfnb;hzcu7gywtmhjgibyxyvznkdg;hstjyhetgh8piaysbdfs;gtnw}

さてこのRFIDがどこで読み取れるかを、探ってみよう。
某月某日:成田空港に設置したRFIDリーダーで検知。
某月某日:赤坂の料亭の前の道路に設置されたRFIDリーダーで検知。
某月某日:歌舞伎座のゲートに設置されたRFIDリーダーで検知。
某月某日:国会議事堂前ゲートに設置されたRFIDリーダーで検知。

小泉首相の足取り丸分かりw
ちなみにRFIDリーダーは、自分で構築できる。

よく、暗号化されているからプライバシーは大丈夫。という話を聞くが、
真っ赤なうそである。RFIDによるトラッキング問題とは、上の例のような問題である。

{jakgepwituqndfnb;hzcu7gywtmhjgibyxyvznkdg;hstjyhetgh8piaysbdfs;gtnw}
というRFID番号は、世界で1個しかないから、読取装置が反応すれば、
その時間、そこに確実にその物は存在するのである。
後はそれを時系列に繋げていくだけだ。

有効な対策は一つしかない、すなわちRFIDタグを取り外すこと。

こういう危険性を周知せずに、小学生のランドセルに取り付けた実験をやっているのだ。