特許庁のシステム開発が頓挫した裏事情を妄想する

  • 政治案件化し、技術力的にお話にならない会社(以下T社)が受注した。
  • 特許庁の担当者(以下A氏)はT社が根を上げるまで静観


特許庁システム開発は順当であればNTTデータ(以下N社)が受注するものとA氏は思っていたと思います。
それが政治案件化し、あろうことか技術力の無いT社が受注してしまいました。
この案件の不幸の始まりは、業務仕様が高度すぎ、T社では誰も業務仕様を理解できなかったことです。
(尚、プロジェクト開始の最初に仕様変更して現行仕様準拠にしたのは、難易度を下げてT社を助けるためと推定しています)
このままでは、失敗は明らかだとA氏は感じていました。仮になんとか作り上げられても、品質の悪い新システムになるのは目に見えていました。
そこでA氏は一計を案じ、T社を助けることをせず、T社が根を上げるのを待つ戦法を取りました。
彼の思惑通り、T社は数年たっても作れず、N社に戻そうという動きになりました。

  • 恨みを抱いた一派がA氏に逆襲
  • N社(および2番手のH社も)の入札権限剥奪

特許庁システム開発の不幸はここからが本番でした。
こういう新規受注会社が失敗してしまったシステム開発案件は大抵、元々の現行システム構築会社に戻して、事態の収束を図るものです。
この案件も、N社に戻してやり直そうと、
そういう動きになりました。
が、しかし、N社への戻しの調整が進んでいたある日、突然A氏は賄賂で飛ばされます。
同時に賄賂を渡したN社とH社も一定期間の入札権限を剥奪されました。
再入札結果は、「落札会社無し」です。
特許庁システム開発の失敗が決定された瞬間でした。


賄賂の内容は、たわいもない内容でした(WebMasterの記憶によるとタクシー代)。
この担当者賄賂からの記事を見たWebMasterが最初に感じたことは、
「政治案件こえーー」です。
誰が、A氏を背中から刺したのかは自明ですね。


(誰が悪く、どうすべきだったかを記載予定)